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ハッシュタグのはじまり
ハッシュタグを広めた「ツイッター」 “Twitter”
おそらくハッシュタグが広く知れ渡ったのは「ツイッター」 "Twitter"の影響によるものでしょう。
ツイッター "Twitter"の開始は2006年7月ですが、当初はハッシュタグの機能はありませんでした。
ハッシュタグが導入されたのは、2007年10月になります。
その後、フェイスブック "Facebook"、インスタグラム "Instagram"などさまざまなアプリや、ウェブサイト・ブログに広がっていきました。
余談ですが、ツイッター "Twitter"のツイート "tweet"は、小鳥の「さえずり」を意味する言葉です。
なので、ツイッター "Twitter"のアイコンは「小鳥」なんですね。
ハッシュタグのはじまりは”Internet Relay Chat (IRC)”
ハッシュタグのはじまりは、ツイッター "Twitter"よりもずっと前、1988年に「インターネット・リレー・チャット」 "Internet Relay Chat (IRC)"というチャット・システムで導入されました。
IRCでは使用言語に関する約束事がなく、従来からの"ASCII"と呼ばれる「文字コード」に依存していました。
たとえば、チャットの送信者が日本語を送信する場合、相手が日本語でなければ正しく表示できません。
このため、言語を超えた一般的な記号を採用して、かつ簡単に使用できるようにする必要がありました。
この時に採用されたハッシュタグの利用目的が、現在に受け継がれています。
なぜハッシュ #なのか?
本来なら数字を表すハッシュ #が、なぜキーワードを表す記号として使われたのでしょうか?
前述のIRCでハッシュ #が採用された理由は明らかになっていませんが、次の理由から容易に想像できます。
- 使用する言語に依存しない
- 一般的なメッセージ(文書)では使用頻度が少ない
- 入力がしやすい記号である
- メールアドレスなどで使われる@ "at symbol"など、他の一般的な記号と重複しない
- コンピューターのプログラミングで、#は何か特別な指定を指す場合に用いられる
普段は便利に気軽に使っているハッシュタグも、意外に長い歴史と意味がありましたね。




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