ステーキ肉の種類・焼き方
肉好きにとっては、ヨーロッパやアメリカなどの海外のステーキは、ボリュームたっぷりで魅力的です。
日本でみかける一般的なステーキよりも大きく、肉の味が濃いと感じます。大きさの割には価格も安いですが、「大き過ぎる!」と感じる人も少なくないでしょう。
逆に言うと、欧米の人たちに、日本のステーキ店に行くと、相対的にその小ささ、特に薄さにがっかりされる可能性もあります。
英語の"steak"は、簡単に言うと「牛の厚切り肉」という意味の単語です。(下記「英語の"steak"とは?」をご覧ください。)
今回は、海外でステーキを注文するときの英語について、ご紹介します。
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ステーキの焼き方
どのお店でも必ず聞かれるのは、ステーキの焼き方です。
How would you like your steak cooked?
How would you like your steak done?
のように表現の違いはあっても、好みの焼き方を答えればOKです。
以前に、「好みの焼き方」を聞かれて「生姜焼き!」と答えた冗談なような実話を聞いたことがありますが、選べるのは単に火の通し方です。
よく分からなければ、"Medium, please"という一般的な答えが無難です。
他には、このような焼き方があって、上から下の順番でよく焼いた状態になりますが、肉が固くなります。
- Rare
- Medium Rare
- Medium
- Medium Well
- Well Done
概して、日本の肉よりは固いと思っておいた方がよいでしょう。(ナイフもそれなりのものが提供されます。)
少し話がそれますが、付け合わせに多いポテトもフライド・ポテト(英語で"fries")やマッシュド・ポテト(英語で"mushed potato")などを聞かれることもあります。


英語の”steak”とは?
はじめに少し触れましたが、英語の"steak"を英語の辞書で見ると
steak noun
(also less frequent beefsteak) [uncountable, countable] a thick slice of good quality beef
Oxford Advanced Learner's Dictionary
と、単に「厚切り牛肉」を意味する単語です。
ここには「焼いた料理」であることは記載されていませんが、焼いた料理と考えて問題ありません。
牛肉であることが一般的ですので、それ以外の肉の場合は、"pork steak"のように肉の種類を付け加えます。(大きな魚の切り身も含みます。)
また、"Hamburg steak"(ハンバーグステーキ)も正しい表現です。(ハンバーグの由来がドイツのHamburg(ハンブルグ)なので、大文字で記載していますが、小文字表記の場合もあります。)
もし欧米人と日本のステーキ店に行くとき、肉の大きさに過大な期待をさせないためには"steak"よりも"barbecue"(バーベキュー)と伝えた方がよいかもしれません。
ステーキ肉の種類
日本でも一般的なのはリブロース(英語で"ribeye")・赤身のフィレ(英語で"fillet")やサーロイン(腰肉)などは、欧米でも同じです。
ちなみに、サーロインの英語は"Sirloin"で、英語の「腰肉」は"loin"です。
16世紀の英国国王 ヘンリー8世が美味しさに感銘して、騎士(knight)の称号である"Sir"をつけたことが由来といわれています。


日本でもおなじみの部位以外に、骨付き腰肉の"T-bone"もよく見かけます。

その他にもいろいろな部位がステーキとなりますが、焼く前後の写真付きでとても分かりやすいページを見つけたので、こちらのリンクを共有します。
WAGYU(和牛)は英語!?
海外では、和牛も人気です。
"Wagyu"として辞書にも掲載されています。
Wagyu noun
a type of beef that comes from particular breeds of Japanese cows
Oxford Advanced Learner's Dictionary
・ premium products like Japanese Wagyu beef
"Wagyu"の意味は「特定の品種の日本牛から得られる牛肉の一種」と解説されていますが、"Wagyu"(和牛)に既に「牛」が含まれていることまでは知られていないようで、"Wagyu beef"という重複した例文が掲載されているのですが、ここはご愛敬ですね。
霜降りの和牛は脂身が多いので、ステーキよりも鉄板焼きの方が好まれている印象です。
海外のパフォーマンスいっぱいの鉄板焼きも楽しいですよ!
旅行や出張など楽しみに、少しでも役に立てたら嬉しいです。




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