中国語に限らず、会話を楽しもうと思ったら反応はとても大切ですね。
たとえ自分からは たくさんのことを話せなくても、あいづちだけでも相手との距離はぐっと縮まります。
今回は、もっと軽く、気軽に使える、あいづちとしての否定表現を中心にご紹介します。
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「本当に!?」「ホント!?」「ウソ!?」「マジ!?」の中国語
驚いたときの反応で、日本語にではこんな表現をすることがありますね。
もちろん、人によって使う言葉は違いますが、中国語でもいろいろな表現があります。
たとえば
真的假的!
[zhēn de jiǎ de]
という表現で、直訳にすると「本当の、嘘の」になりますが、「本当に!?」「ホント!?」「ウソ!?」「マジ!?」などとしてよく使われる表現のひとつです。
カタカナ表記すると「ジェンダジャーダ」になります。
これに近い、別の表現をする人もたくさんいます。
真的啊! [zhēn de a]
という表現は、「本当に!?」「ホント!?」「マジ!?」などに近い表現と言えます。
最後の"啊"は(怒っているわけではなく)語気を強める意味合いがあります。
カタカナ表記すると「ジェンダァ」になります。
こちらの方が短くて、言いやすいかもしれませんね。
日本語だと、人によっては「ウソ!?」を使う人も多いですが、普通は別に相手の言っていることを嘘と思っているわけではなく、「本当に!?」と同じように驚きを表す言葉ですね。
これと同じ中国語は、少なくとも一般的にはありません。この"真的啊!"が近い感じでしょう。
「本当に!?」「ホント!?」「マジ!?」などは、話し方によっては質問にもなりますね。
日本語だと、語尾を上げることで質問になりますが、声調が大事な中国語ではそうはいきません。(その時に感覚で感じとってくれるかもしれませんが…)
聞きたい時は、中国語では質問形にします。
是吗? [shì ma]
是吗!? [shì ma]
"是吗?"という疑問形にすると、「そうなの?」という表現になり、"是吗!?"という表記で、「そうなの!?」という応用もできます。
カタカナ表記すると「シイマ」になります。
真的吗? [zhēn de ma]
カタカナ表記すると「ジェンダマ」になります。
この時の「マ」は中国語で軽声と呼ばれる音で、アクセントをつけずに軽く発音するのですが、たとえば念を押すような聞き方をしたい時は、この「マ」をはっきり発音しても構いません。
ただし、基本はアクセントのない音ですので、語尾を上げるのではなく、むしろ語尾を下げるくらいの感覚でよいでしょう。(感情が入ると、ここが難しいところではありますが…)
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