チャイナドレスは礼服 - ミニはコスプレ向け!?
1920年代には一般的な服装として広まりましたが、礼服として用いられてきている服装です。
季節によって、生地の厚い・薄い、袖の長さの変化はありましたが、膝上のようなミニのチャイナドレスはありませんでした。
近年は現代的なファッション性が取り入れられて、膝上のミニ・チャイナドレスだけでなく、形もいろいろなものがあって、セクシーなチャイナドレスも登場しています。
アニメやゲームのキャラクターでも、ミニ・チャイナドレスを着ていることがあるため、コスプレのイメージが強いのかもしれませんね。
正統派に近いチャイナドレス
礼服とまではいかなくても、本物に近いタイプです。
コスプレ系チャイナドレス
コスプレ系の基本はミニですね。
セクシー系チャイナドレス?
もはやチャイナドレスと呼べるのかも不明な感じですが…
「本物の」チャイナドレスとは?
「本物の」チャイナドレスというと、"民国" [mín guó] つまり、中華民国時代の一般的な服装としてか、正式な礼服としてか、によって ずいぶんと変わりますが、ある意味どちらも本物です。
当時の形を継承しているものが本物と言えるでしょう。
もし、高級品を本物とみるなら、その人のお財布事情によります。
高級礼服としてのチャイナドレスは、芸術品の域です。
名画が描かれるなど、高級品となれば正直キリがありません。
極端な例ですが、杭州工芸博物館に収蔵されている"黄金旗袍" [huáng jīn qí páo]は、14kgもの純金製の糸があしらわれた逸品で、お値段は軽く1.5億円を超えます!
チャイナドレスの下には何を着る?
チャイナドレスの下着は、当初の"民国" [mín guó] (中華民国時代)においては、
衬裙 [chèn qún]
という現代の「スリップ」に近い下着が着用されていました。
現代でも同様にスリップを着用するのもありですね。
淡い色合いや薄い生地のチャイナドレスもありますので、このような場合は特に注意が必要です。
専門家のアドバイスによると、チャイナドレスは「上品さの代名詞」なので、次のような下着選びをお勧めしています。
- 濃い色の下着(ストッキング含む)は避ける
- 線が出やすい下着は避ける
- 元々の体の線を押しつぶすような下着は避ける
- 肩ひもは透明のものが好ましい
男性用の中国服のイメージは”唐装”!?
ちなみに、男性用の中国の伝統服のイメージはこんな感じかもしれません。
この服は"唐装" [táng zhuāng]といいますが、このような形の服は実は、唐の時代のものではなく、清時代の服を現代風にアレンジしたもので、伝統服ではなかったのです。
伝統的な”唐装”
ちなみに、伝統的な"唐装" [táng zhuāng]はこちらです。
今回もお読みくださり、ありがとうございました。
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