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中国語の疑問: 中国人は声が大きい!? 喧嘩してるの!?

中国語の疑問: 中国人は声が大きい!? 喧嘩してるの!?疑問・考察・理由・原因・答え
中国語に慣れていないと起こりうる疑問

一部の方々ではありますが… 中国人同士の会話が耳に入って、こんな疑問を持つ方がみえます。

  • なぜ声がそんなに声が大きいの?
  • 怒っているの?
  • 喧嘩してるの?

中国語は「発音がかわいい」とか「歌っているように聞こえる」という好意的な意見も多い反面、このように感じる方もいるようです。

中には、日本語のできる中国人にこんな不躾な質問をして、困らせたり傷つけたりしていることがあるのも事実。

声が大きいと感じる場合は確かにあると思いますが…
別に怒っていないですから… 喧嘩してるわけでもありません…

今回は、こんな疑問について取り上げてみます。

「なぜ中国人の声は大きい?」と思う理由

「中国人の声は大きい?」と思うには、それなりの理由があると思います。
このような理由が考えられます。

  1. 声が大きいのは一部でも、その人のいるグループは目立つ
  2. 中国語は抑揚が大きいので、感情的に聞こえる
  3. 何を話してるかわからないから、それが心配の要素になる
  4. 中国人は人との繋がりが好きで、団体行動を好む傾向にある
  5. 特に日本への旅行者は、外国旅行という非日常を楽しんでいる
  6. 同じ人種であるがゆえに、逆に違和感を覚える

この記事では、この理由について考察していきますが、まずは中国人の意見から見てみましょう。


「声が大きい」と言われてしまう中国人の意見

「中国人の声は大きい」と思われることは、日本に限らずあるようです。

中国のウェブサイトを見てみると、こう言われることを気にかけている人も少なからずいることがわかります。
いろいろなネット上の意見を目にすることができましたので、いくつかを紹介します。


「中国人は声が大きい」という意見へのネット民の反応

"中国人的声音怎么这么大" 「中国人の声はなんでこんなにも大きいのか」などで検索してみたら、たくさんのネット民の会話が出てきました。

自古以来,中国人在上学的时候就要背课文,(中略) 老师都让你背诵。为了让你记得快,还让你大声背诵,(中略) 高声喊叫一直伴随着学生,直到他们毕业走上社会。 经过多年的历练,人们就养成了大声说话的习惯。

昔から、中国人は学校で学ぶときに、教科書を暗記します。(中略) 先生たちは皆、学生に暗唱をさせます。早く覚えるために、大きな声で暗唱させるのです。(中略) 学生の間中ずっと大きな声で叫び続け、その後卒業して社会に出ます。長年の訓練を経て、人々は大声で話す習慣を身につけました。

この意見は初めて目にしましたが、これもありだなと思いました。体育会系の人たちは声が大きい、という感じでしょうか。
しかも全員が学生の間中、ずっと訓練なんですね。

环境噪音大,久而久之就习惯了,即使到了非常安静的场合,也不习惯低声细语了。

(普段の)環境が騒がしいため、その状況に慣れてきています。だからとても静かな場所におかれた場合でも、小さな声で話す習慣はありません。

確かに中国は人は多いですし、発展も早く至るところで工事しているので、急に小さな声で、というのは難しい気がします。

因为中国人本就开放热情,尤以东北人为代表,说话大声以表示自己本身思想和对对方的态度

中国人はオープンで情熱的であり、特に北東部の人々は大声で話し、お互いに自分の考えや態度を表現する傾向があります。

「オープンで情熱的」のところは、すごく同意します。また、意見を表明しあう機会も多く、中国の東北地方の人たちは比較的声が大きい人が多いのもあっていると思います。

不是全部中国人说话声音大,也不是全部外国人说话声音就小

すべての中国人が大声で話すわけではなく、すべての外国人が静かに話すわけでもありません。

これを言うと身も蓋もないですが、声の小さい中国人も実際に多いです。

你这话问的有歧视。在中国北方才民风彪悍,人直爽,说话可能会声音大一点,南方的女性或者男性说话都还挺温柔的

(この質問をネットに投稿した人に対して) あなたの質問には差別がありますよ。 中国北部の民族性として気丈で率直ということもあって、若干大声で話す傾向があるかもしれません。南部の女性と男性は皆、非常に穏やかに話します。

若干、翻訳に気を使いましたが、この回答者の答えにも少しばかり差別を感じました。回答者の他の話題を見ると、南部の人のようです。
でも、南部の人たちの発音の特徴もあり、話し方が穏やかに聞こえる人の割合が多い、という部分は民族的な文化としてあると思います。


ネット民の会話の信憑性は根拠が乏しいこともあり、これはどこの国も同じですが、無理に理論づけない自然さがあると思います。

中には、「日本に旅行に行ったとき公共の場所では皆が静かで、自分たちの声の大きさに気づいて考えさせられた。」という意見もありました。


「中国人は声が大きい」と感じる理由を考察

中国語の疑問: 中国人は声が大きい!? 喧嘩してるの!?疑問・考察・理由・原因・答え

さて、冒頭に書いた理由について、私と中国の友人との意見交換や、ネットの意見も含めながらまとめたいと思います。

1. 声が大きいのは一部でも、その人のいるグループは目立つ

これは中国人に限らず、のことですね。

もちろん全員ではないですが、北部の人たちはやはり声が大きい傾向にあるように感じます。
これは自信の表明の手段でもあり、普段から身についていることだと思います。
情熱的な性格は、私にとって大好きな一面です。

また、どこに行っても人も多く、周りの環境も熱気がある場所の多いので、大きな声で話さなければ伝わらない。こんな事実もあると思います。

皆が声が大きいわけではないですが、声が大きい人は誰であれ目立ちますので、集団の中でその割合が多ければ、その集団は声が大きいと捉えられても不思議ではありません。


2. 中国語は抑揚が大きいので、感情的に聞こえる

実はこれが一番大きな要因ではないかと思います。

先述のとおり、中国語は抑揚が大きく「歌っているように聞こえる」という好意的な意見がある反面、「怒っているみたい」とか「喧嘩してるみたい」と感じるかもしれません。

中国語は「声調 (せいちょう)」という言葉の抑揚が文字ごとにあります。
特に第二声と呼ばれる、語尾を一気に上げる発音は、日本人にとってなじみが薄いと思われます。

中国人が「あ"~↑」(中国語で"啊?"(á))というのを聞くと、正直怒っているように感じても不思議ではありません。
実際は「なに?」と普通に聞いているだけなので、全然怒ってません。
さすがに、日本に住んでいる中国人からは、この言葉はほとんど聞いたことがありません。相当気を使っているのでしょう。

南方よりも北方の中国語の方が強く聞こえる要素として、"儿化" [ér huà]があります。(一般的に日本では「アル化」(する)と呼ばれます。)これは、北方の方言などで語尾が巻き舌発音になるため、人によっては口調が強く感じるかもしれませんが、至って普通のことです。
※ マンガなどの中国人の語尾で「~アル」とされるのとは無関係です。

また、話の速度が非常に速い、というか、ひとつひとつの単語の音がとても短かく歯切れがよいのが特徴で、会話の速度がとても速くなります。
これが先ほどの抑揚とあいまって、盛り上がるほど言葉が怒涛のように飛び交います。


3. 何を話してるかわからないから、それが心配の要素になる

上記のように、声が大きい人がいて、抑揚たっぷりに高速で、情熱的に話している声が聞こえていた時、何を話しているのかまったく分からなければ、何か言い争っているのか、と勘違いしても不思議ではありません。

私が中国語を始める前のことですが、私自身も、中国人の同僚同士の議論でやたら白熱しているので少し心配になったのですが、しばらくして皆が大爆笑したのを聞いて、ほっとした覚えがあります。


4. 中国人は人との繋がりが好きで、団体行動を好む傾向にある

中国人の性格の傾向として、仲の良い友人や家族は積極的にコミュニケーションをとります。

当然、会話もその中で重要な要素となります。また、人と人との距離感が近いことが、集団行動となって現れていると思います。

私の感覚的には、電車の中の女子高生の仲良しグループ、地方などに来た大阪人グループ、といった感覚に近い気がします。(差別とは受け取らないでくださいね。)

中国人は一度仲良くなると、お互いが腹を割って話せる友達として付き合えるので、ここも大好きな一面です。


5. 特に日本への旅行者は、外国旅行という非日常を楽しんでいる

最近のコロナ禍ではめっきり減りましたが、近年は中国からの旅行者は急激に増えていて、2014年には約240万人だったところから、2019年には約960万人と約4倍に増えました。
この中には団体旅行もあれば、家族や友人たちとの旅行も多く、日本各地で多くの旅行客を見かけました。

もともと団体行動を好む傾向ですし、中国人にとって日本は言葉が通じない外国です。
皆でそろって出かけるのは自然な行動です。

しかも、日本への海外旅行を楽しみにして来てくれたのです。
「浮かれるな」っていう方が難しいのではないでしょうか?

日本人にとっては日常であっても、旅行者にとっては新鮮なことばかりなのは想像できます。


少し話がそれますが、文化の違いによるマナーの問題はあります。これについては中国政府もガイドラインを出していますし、ネット上でもアドバイスが飛び交っています。中国国内でもすさまじい速度で状況が変化しており、多くの人が適応できるように行動しています。日本を含む海外においても、いくらかの時間は要するとは思いますが、この適応能力は半端ないとみています。

「インバウンド」という言葉がよく使われますが、これは英語の「外から中へ入り込む」ことを意味する"inbound"に由来するもので、観光業においては「海外からの旅行客」を指しています。


6. 同じ人種であるがゆえに、逆に違和感を覚える

日本語は抑揚も少なめで、言葉の流れもそれほど速くはないので、どちらかというと静かな言語だと思います。
もちろん、声が大きい人や普段から抑揚が激しい人はいますので、一般論としてのお話です。

私は、米国人は比較的騒がしい人たちが多いと感じています。
グループとなれば、電車内などの公共の場でも大きな声で(彼らにとっては通常の声で)会話している光景に出会います。
米国人という理由は、英語の発音、時には内容からほぼ判別できます。
これにも人による感じ方の差はあるものの、発声方法の違いや発音の特徴があります。

黙っている状況では日本人か中国人かは分からないことが多いでしょう。
また、少人数のグループであれば、比較的会話は少なめになるでしょう。
でも集団となるとそうではありません。特に団体旅行客はすぐにわかります。

欧米人のほとんどは外観から外国人と分かりますし、一般的な日本人の性質として自分たちと異なる人種として受け入れやすいと思います。

逆に、筆者が日本で外見が変わらないアジア人(シンガポール・マレーシアなど)と英語で会話している時、不思議そうな顔で見られた体験も幾度かあります。

中国人は、日本人と外見的に近い、もしくはほぼ同じといえます。
このため、外国人との線引きが感覚的にしづらく、自分たちと同様に考えてしまうことで、外国人への配慮が難しい時があるのではないかと思っています。


この考えには賛否両論あろうかと思いますが、異文化理解と日本のおもてなし精神を発揮して、楽しく過ごせる環境づくり、感情づくりができればよいな、と常々思っています。



今回もお読みくださり、ありがとうございました。

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