メールでも定番のあいさつ「よろしくお願いします」 中国語では?
メール末尾の「よろしくお願いします」「よろしくお願いいたします」「よろしくお願い申し上げます」は定番の挨拶ですね。
中国語のテキストや翻訳サイトなどで「よろしくお願いします」は"请多关照"(チン ドゥォ グァン ジャオ)と出てきますが、メールなどの最後の定番の挨拶「よろしくお願いします」はなんと書くのが適切でしょうか?
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実は中国語の”请多关照”(チン ドゥォ グァン ジャオ)はほとんど使わない!
もしかしたら、"请多关照" [qǐng duō guān zhào]はほとんど使わない、ということは時々聞くかもしれません。
では、どれくらい使わないかというと、日本語で「今後お見知りおきください」と同じレベルで使わないといっても過言ではありません。
でも、「よろしくお願いします」の訳として"请多关照"(または"请多多关照")は間違いではないし、人によっては使う言葉です。
なので、"请多关照"は「今後お見知りおきください」のように、初対面やはじめてのメールであれば使ってもよいですし、かなり丁寧な表現をしたい場合には全く問題ありません。
メール末尾の「よろしくお願いします」「よろしくお願いいたします」は?
日本語のメールの場合、判で押したように「よろしくお願いします」という表現が使われます。
とても便利な言葉なので、メールの署名の一部として「よろしくお願いします」が自動的に入るようにしている方も多いのではないでしょうか?
メールで「よろしくお願いします」の表現は”谢谢”
「な~んだ」と思われるかもしれませんが、実際にこれが一番よく使われる表現です。
メールで「よろしくお願いします」の表現は、「ありがとうございます」と同じ
谢谢
[xiè xiè]
[シエシエ]
で十分です。
メールでは、日本語の「よろしくお願いします」と同じくらいに多用されます。
プレゼンテーションの最後でも使うことができます。
台湾では"多謝" [duō xiè]という表現もよく見かけます。



“谢谢”以外にメールで使える結び
せっかくですので、もう少し別の結びの表現を紹介していきます。
メールで「お手数をおかけします」の表現
「お手数をおかけします」
は中国語で
麻烦您了
[má fan nín le]
といいます。
※ この"您"は「あなた」のとても丁寧な言い方なので、改まった場合でなければ"你" [nǐ][ニイ]で大丈夫です。
メールの末尾に書く場合は、
麻烦您了,谢谢
としてもよいでしょう。
メールで「ご連絡をお待ちしています」の表現
「ご連絡をお待ちしています」
は中国語で
期待收到您的回复
[qí dài shōu dào nín de huí fù]
となります。
この"期待"は、日本語の「期待」とは少し感覚が異なります。
また、"回复"は「返信」を意味しています。"回信" [huí xìn]という単語に置き換えることもできます。
メールで「今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします」の表現
「今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします」
は中国語の書き言葉で
今后也请多多指教
[jīn hòu yě qǐng duō duō zhǐ jiào]
となります。
メールの末尾に書く場合は、
今后也请多多指教,谢谢
としてもよいでしょう。
【余談】中国語 びっくりマーク「!」がつく場合
余談にはなりますが、中国語で"你好!"のように、びっくりマーク付きの表現をみることが多々あります。
日本語の感覚からすると不思議な感じもしますが、中国語では一般的な表現です。
このびっくりマーク「!」は元気さを表していますので、ビジネスにおいても、特に消費者関連においてはよく見かけます。
相手に書く時に使っても問題はないですが、自身の業界の雰囲気を考えてみると良いでしょう。
そんなに固い職業でなければ、メールの最後は"谢谢!"でも大丈夫です。
今回もお読みくださり、ありがとうございました。
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