"Come on"は「来て」だけじゃない!
英語で"Come on"というと「来て(おいで)」という日本語訳はもちろん正解ですが、場面によっていろいろな訳ができます。
このいろいろな"Come on"の使い方は口語(話し言葉)が中心ですが、自分で使う時ももちろん、状況に合わせた使い方を知っていれば、このひとことだけでいろいろな反応ができる便利な言葉です。
それでは早速、場面ごとの"Come on"の使い方を一緒に見ていきましょう。
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場面ごとの主な”Come on”の使い方
"Come on"の主な使い方には、次の5つがあげられます。
- 励ますとき・促すとき
- 急かすとき
- 不満や抗議をするとき
- 応援するとき
- 誘うとき
これらを知っておくと、日常会話で"Come on"を自在に使いこなせます。
それでは順番に用例を見ていきましょう。
いずれの場合も状況に加えて、口調やジェスチャーが重要な表現になります。
この記事の最後には、より深く知りたい方向けに辞書から引用したまとめを掲載しています。
1. 励ますとき・促すとき
もっとも一般的に使われる表現です。友人や仲間を応援したり、もう一歩踏み出すように促すときに自然に使えます。
口調を明るくすると「励まし」に、少し強めに言うと「促し」に聞こえるのもポイントです。
例:
- Come on, you can do it!
がんばって、できるよ! - Come on, try once more!
さあ、もう1回やってみよう! - Come on, don’t give up now!
さあ、ここであきらめないで!
2. 急かすとき
この表現は、英国式では一般的に使われます。
英国では"Come on!"は比較的柔らかい表現として捉えられるため、友人や家族に対して自然に使われます。
一方、米国英語では「急いで」と急かすとき、"Hurry up"という命令表現に対しても寛容度が高いため、英国式よりも使用頻度が高くなります。
例:
- Come on, we'll be late!
早くして、遅れるよ! - Come on, let's get on the bus!
急いで、あのバスに乗ろう!
【参考例】 Hurry up, let's get on the bus!
3. 不満や抗議をするとき
口調が強いと不満や抗議の意味にもなりますし、呆れた表現にもなります。
笑いながらいうと冗談っぽくからかう感じになります。
つまり、声のトーン次第で「怒り」「呆れ」「冗談」とニュアンスが変わるのが特徴です。
例:
- Come on! That's not fair.
ちょっと、それは不公平だよ。 - Come on, not again!
やめてくれよ、またかよ! - Come on, you don't believe that, do you?
まさかそんなこと信じてないよね?
米国英語では"Really?"という表現に近い表現にもなりますが、英国式では"Really?"は疑いをかけている印象になるため あまり用いられません。
4. 応援するとき
スポーツ観戦での応援の状況でもよく使います。
例:
- Come on, Chelsea!
がんばれ、チェルシー
※ 英国のサッカーチーム「チェルシーFC」の意
5. 誘うとき
気軽なお誘いをするときにもよく使われる表現です。
例:
- Come on, let's go.
さあ、行こうか。 - Come on, let's grab some coffee.
さあ、コーヒーでも飲みに行こう。
これらの"Come on"の前には、"Oh"や"Hey"といった感嘆詞もつけられることがよくあります。
口調によっては強く受け取られてしまいます。SNSのメッセージなどでは絵文字を添えるとよいでしょう😊🙌
ここまで紹介した5つの使い方が、日常会話で最もよく登場する場面です。
最後に"Come on"の使い方について、辞書の解説を見てみましょう。
“Come on”の辞書の解説
"Come on"の使い方について、辞書の例文と解説をまとめてみました。
英国式に重点を置いたOxford Learner's Dictionariesと米国式に重点を置いたOxford Advanced American Dictionaryでは、「急かすとき」の解説順序が異なる点は興味深いところです。
| Oxford Learner's Dictionaries | Oxford Advanced American Dictionary | 辞書掲載例文 | 日本語訳と備考(筆者による) |
|---|---|---|---|
| 1. used in orders to tell somebody to hurry or to try harder | ー | Come on! We don't have much time. | (命令で)急ぐように または もっと頑張るように言う |
| 2. (of an actor) to walk onto the stage | 1. (of an actor) to walk onto the stage | ー | (俳優が)舞台に出てくる |
| 3. (of a player) to join a team during a game | 2. (of a player) to join a team during a game | Wilson came on for Kane ten minutes before the end of the game. | (選手が)試合途中でチームに加わる |
| 4. (informal) to improve or develop in the way you want | 3. to improve or develop in the way you want | The project is coming on fine. | (くだけて)望むように上達する または 発展する |
| ー | 4. used in orders to tell someone to hurry or to try harder | ー | (命令で)急ぐように または もっと頑張るように言う(米国式では"Hurry up"というに対しても寛容度が高い。) |
| 5. used to show that you know what somebody has said is not correct | 5. used to show that you know what someone has said is not correct | Oh, come on—you know that isn't true! | 相手の言ったことが正しくないと示す |
| 6. (usually used in the progressive tenses) (of an illness or a mood) to begin | 6. (usually used in the progressive tenses) (of an illness or a mood) to begin | I can feel a cold coming on. | (進行形で)病気やある雰囲気が始まる |
| 7. (of a TV programme, etc.) to start | 7. (of a TV programme, etc.) to start | What time does the news come on? | (テレビ番組などが)始まる |
| 8. to begin to operate | 8. to begin to operate | Set the oven to come on at six. | (機械などが)動き始める |
【公式サイトの解説ページ】
本当にいろいろな場面で使うことのできるこの"Come on"
状況判断に加えて、口調やジェスチャーまたは絵文字も添えて表現すると、一気に英会話の表現が広がりますね。
次に英語で会話するときは、ぜひ"Come on"を試してみてください。きっと自然な会話に役立ちますよ。






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