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中国語: 中国語と英語は似ている? – 語順と文法の共通点と違いを比較

中国語: 中国語と英語は似ている? - 語順と文法の共通点と違いを比較
中国語と英語は似ている?

中国語を勉強していると、時どき周りの人から「中国語は英語と似ている?」と質問されることがあります。
中には「中国語と英語は同じ」と確かな根拠もなく断言している人もいます。

中国語を始めようとする方は、この点は気になるところかと思います。


「中国語は英語と似ているか」の論点は、文字・単語・文法・発音・会話などのあらゆる分野で考察することになり、とても幅広く深いものです。


筆者は言語学者ではありませんので専門的なお話はできませんが、日本語を母国語として、英語と中国語を外国語として学習し、実践的に使ってきた経験があります。

また視点や相手によっても変わりますので、英語を授業として受けてきた日本人で、これから中国語を始める方と話す感じで話を進めたいと思います。


結論: 中国語と英語は文法においても20%程度の類似度

私なりの結論から書きます。

「中国語は英語と似ているか?」という質問に対して、私の感覚的な回答は、

中国語と英語は、文法においてもせいぜい20%程度の類似

です。

ちなみに中国人のほとんどは、日本人同様に英語が苦手です。
似ていたら、もっと多くの人が英語を話すでしょう。

流ちょうな英語を話す中国人10名ほどに「中国語と英語の文法はどれくらい似ているか?」と聞いてみたら、直感的な解答ではありますがほぼ同様で、最も高い回答で30%程度、最も低い回答で10%程度とのことでした。


ここまで読んで「何だか難しそう… やっぱり中国語はやめようか…」と思った方には、少し待っていただきたいなと思います。
この記事は中国語と英語との比較ですが、むしろ日本語に近い部分も、おそらく想像以上に多いでしょう。

せっかく「やってみよう」と思って、この記事を見ていただいていたとしたら、ぜひ他の記事も見ていただきたいな、と思っています。


「中国語と英語は同じ」という意見の根拠

最も基本的な語順は確かに同じ

では、「中国語と英語は同じ」という意見の方は、何を根拠にしているのでしょうか?

おそらく、最も基本的な文法だけを見て判断していると思いますし、正直、中国語も英語もよくわかっていない方の感覚が根拠です。

文字や単語に関しては、当然の前提として漢字を使う日本語と近いのは言うまでもありませんから、そのように思われる「基本文法」の中でも「最初に習う語順」について見ていきます。

有名な言葉(?)は英語でいうI love you.”です。

我爱你”の発音 ピンイン表記: [wǒ ài nǐ] / カタカナ表記: [ウォー アイ ニー]

漢字から推測できるとおり英語と同じく、

主語 + 動詞 + 目的語

となります。


同様に、「私はご飯を食べる」(私=我、食べる=吃、ご飯=饭)の場合は、

となり、英語のI have a meal.”

と冠詞はないものの、同じ語順(主語 + 動詞 + 目的語)です。

“我吃饭”の発音 ピンイン表記: [wǒ chī fàn] / カタカナ表記: [ウォー チー ファン]


この語順は最も基本的な部分で多用され、かつ重要なのは疑いがありません。
「中国語と英語は同じ」というイメージを持つ人がいるのは、このためでしょう。


その他の基本的な中国語の語順を考えてみると…

しかし中国語の語順は、上記以外ほぼすべての場合で英語と異なります。

場所と時間を表す場合

語順に焦点をあてて、例をみてみましょう。

はじめに、場所を入れてみます。

在餐厅里吃饭。(餐厅:レストラン、在~里:~の中で)
I have a meal in the restaurant.

“在餐厅里”の発音 ピンイン表記: [zài cān tīng lǐ] / カタカナ表記: [ザイ ツァン ティン リー]

中国語では、場所は主語の後・動詞の前に来ています。


次は、時制の例です。

昨天吃饭了。(昨天我吃饭了。)(昨天:昨日)
I had a meal yesterday. (Yesterday, I had a meal.)

“昨天”の発音 ピンイン表記: [zuó tiān] / カタカナ表記: [ズオ ティエン]

中国語では、時制も主語の後・動詞の前に来ています。過去を表す動詞の変化はなく、最後に”了” [le]が来ています。

※ 時制は最初に持ってくることもできますが、強調したい箇所が変わることがあります。
※ “了” [le]は常に過去を表すものとは限りません。


次は時制と場所です。

昨天在餐厅里吃饭了。
I had a meal in the restaurant yesterday.

中国語では、主語の後に時制、場所がきて、動詞になります。


時制や場所が入ると、この部分の語順は日本語にも近いような気もしますが、中国語ならではの語順になりますね。


疑問形の場合

次に、基本的な疑問形です。

你吃饭
Do you have a meal?

“吗”の発音 ピンイン表記: [ma] / カタカナ表記: [マ] (質問でも語尾は上がりません)

中国語では、質問を表す「吗?」が最後に来ます。
「你吃没吃饭了?」という表現もあります。)

你吃饭了
Did you have a meal?

“了”の発音 ピンイン表記: [le] / カタカナ表記: [ラ]

前述のパターンがそのまま当てはまります。


現在進行形の場合

今回の最後は、基本的な現在進行形です。

正在吃饭。(正在~呢:現在~しているところ)
I am having a meal.

“正在~呢”の発音 ピンイン表記: [zhèng zài ~ ne] / カタカナ表記: [ジェン ザイ ~ ナ]

現在進行形の動詞の変化はなく、「正在~呢」が使われます。
これは「在~呢」や「~呢」のように略して使用されることもあります。

もちろん表現のパターンはいろいろありますが、ざっとこんな感じです。


今回はごく基本的な語順のみでしたが、次回は、「私」「あなた」などの人称変化と複数形について中国と英語を比較してみます。


今回もお読みくださり、ありがとうございました。

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