「ノー○○」や「ノン○○」って和製英語?
日本語の中で、「ノー○○」や「ノン○○」といった言葉がたくさんあります。
例えば
- ノーブレーキ
- ノーメイク
- ノーカット
- ノーブランド
- ノンカロリー
- ノンプロ
などは、日常会話でもよく耳にする表現ですね。
でも、これらは英語としてそのまま通じるのでしょうか?
実は、正しい英語もあれば、和製英語で英語話者には伝わらないものもあります。
この記事では、こうした「ノー○○」「ノン○○」という表現の例をいくつか取り上げて、日本語での意味と英語での自然な言い方をクイズ形式で紹介します。
読み終わる頃には、"no"と"non"の使い分けが感覚的にわかるようになると思いますよ。
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英語の”No”と”Non”の使い分けクイズの説明
さて、クイズを始める前に簡単に説明します。
ここでは、日本語でよく使われるカタカナ表現とその意味を問題として取り上げています。
「タップして解答を見る」を開くと、
- 判定(A / B / C)
- 英語での自然な表現
- 補足説明
が表示される仕組みになっています。
判定の基準は次のとおりです。
- A = 英語でもそのまま通用する正しい表現
- B = 通じる、または特定の文脈で使われる表現
- C = 和製英語で、英語話者には通じないことが多い表現
それでは、さっそく始めてみましょう。
英語の”No”と”Non”の使い分けクイズ
「ノー○○」という表現でよく見る表現クイズ
はじめに「ノー○○」という表現でよく見る表現クイズは全部で15問です。
Q1. ノーブレーキ
意味・使用例:
ブレーキをかけないこと。特に、車や自転車がブレーキをかけずに突進する状態。
判定: C
英語での自然な表現例
without braking / full speed
"no brake"では「ブレーキがない」ことになってしまいます。
Q2. ノールック
意味・使用例:
相手や目標物を視界に入れずに行動すること。
判定: B
英語での自然な表現例
without looking
スポーツの世界では"no-look pass"といった表現を使うことがあります。
Q3. ノーコメント
意味・使用例:
コメントを控える
判定: A
英語での自然な表現例
no comment
正しい表現で、英語としてそのまま通じます。
Q4. ノータイム
意味・使用例:
時間をかけない
判定: C
英語での自然な表現例
instantly / immediately / without delay
「即座に」「遅れることなく」という表現が適切です。
Q5. ノーリスク
意味・使用例:
リスクがない
判定: A
英語での自然な表現例
no risk
正しい表現で、英語としてそのまま通じます。
Q6. ノースモーキング
意味・使用例:
禁煙
判定: A
英語での自然な表現例
no smoking
正しい表現で、英語としてそのまま通じます。
Q7. ノーメイク
意味・使用例:
化粧していない
判定: C
英語での自然な表現例
without makeup / bare-faced
"no make"ではまったく意味が通じません。
Q8. ノーサポート
意味・使用例:
保証対象外 / 助けなしに
判定: B
英語での自然な表現例
unsupported / not supported /without support
文脈で意味が通じますが、「保証対象外」の場合は"unsupported"または"not supported"、「助けなしに」の場合は"without support"が適切です。
または"no longer supported"(保証期間切れ)という表現も一般的です。
Q9. ノーコン
意味・使用例:
「ノーコントロール」の略。野球などでボールなどのコントロールが利かないこと。
判定: C
英語での自然な表現例
bad control / poor control / lack of control
"bad"や"poor"または"lack of"の表現が適切です。
Q10. ノーシュガー
意味・使用例:
砂糖が入っていないこと
判定: B
英語での自然な表現例
sugar-free / no sugar
"sugar-free"が適切な表現ですが、ごく限定的に"no sugar"という表現がされることもあります。
Q11. ノーカット
意味・使用例:
映像などで編集やカットを一切しないこと
判定: C
英語での自然な表現例
unedited / uncut
"unedited"または"uncut"が一般的な表現です。意味合いはほぼ同じです。
Q12. ノーチャンス
意味・使用例:
可能性や機会がまったくない
判定: B
英語での自然な表現例
no chance / without any chance
"There is no chance"という表現であれば適切といえます。
Q13. ノーガード
意味・使用例:
無防備な
判定: B
英語での自然な表現例
unguarded / open guard
"open guard"は「無防備」よりも「防備が甘い」という意味になります。
Q14. ノークレーム・ノーリターン
意味・使用例:
中古品売買の際に使われ、買い手から苦情を受けつけず、返品にも応じないという条件。
判定: A
英語での自然な表現例
no claims, no returns
正しい表現で、英語としてそのまま通じます。
ただし一般的な「クレーム」を表す英単語は"complain"になるのでご注意を!
Q15. ノーブランド
意味・使用例:
有名ブランドではない / 無印
判定: C
英語での自然な表現例
unbranded / generic
「ブランド化されていない(特定の付加価値を表す名称などが与えられていない)」という意味では"unbranded"が、「一般的な」という意味では"generic"が適切です。
「ノン○○」という表現でよく見る表現クイズ
はじめに「ノン○○」という表現でよく見る表現クイズは、厳選した6問です。
Q1. ノンアルコール
意味・使用例:
特に飲料で、アルコール成分を含まないこと。
判定: A
英語での自然な表現例
non-alcoholic
正しい表現で、英語としてそのまま通じます。
Q2. ノンカロリー
意味・使用例:
カロリーがないこと
判定: C
英語での自然な表現例
calorie-free / zero-calorie / (no-calorie xxx)
"non-calorie"は和製英語です。"calorie-free"や"zero-calorie"が一般的です。(広告の表現で"no-calorie xxx"のように品名をつける表現はあります。)
Q3. ノンフィクション
意味・使用例:
事実に基づいて書かれた作品
判定: A
英語での自然な表現例
non-fiction
正しい表現で、英語としてそのまま通じます。
Q4. ノンストップ
意味・使用例:
停止することなく続くこと
判定: A
英語での自然な表現例
non-stop
正しい表現で、英語としてそのまま通じます。
Q5. ノンスモーカー
意味・使用例:
非喫煙者
判定: A
英語での自然な表現例
non-smoker
正しい表現で、英語としてそのまま通じます。
この用法は、同様に"non-engineer"(非技術者系)や"non-native speaker"(母語話者でない人)といった表現にも広げられます。
Q6. ノンプロ
意味・使用例:
プロではない、アマチュア
判定: B
英語での自然な表現例
amateur / non-professional
"non-pro"は略語としては使われる場合があります。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
"no"や"non"の使い方は、最終的には感覚的に身についていくものですが、
- No: 断定的に「存在しない」と否定する
- Non-: その属性に属さない、該当しない
という傾向があることがわかります。
特に気をつけたいのは、強い否定の意味合いを持つ"no"の方で、日本語の感覚のまま使うと不自然になったり、意図しない意味になったりすることがあります。
そのようなときは
- 別の適切な形容詞を選ぶ
- "without"を使って「〜なしで」と表現する
- "un-"を使って反対語を作る
といった選択肢を考えてみると、より自然な英語に近づきます。
加えて、"non-"は名詞よりも形容詞に付きやすい一方、"no"は名詞を直接否定して形容詞的に働く表現が一般的ですので、あわせて覚えておきたい点です。
こんなふうに英語の感覚を少しずつ養っていくのは楽しいですし、このブログが少しでもそのお役に立てればとても嬉しいです。






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