混乱必至!? 左側に「辛」がつく常用漢字 5つ
中国語を学習していると、普段日本では使わない漢字を目にすることはよくあることです。
日本では漢字検定(漢検)2級とか1級レベルの漢字でも、中国では小中学生でも知っている漢字も珍しくないものです。
今回は、左側に「辛」がつく常用漢字、以下の5つを見ていきたいと思います。
- 辣 [là]
- 辩 [biàn]
- 辨 [biàn]
- 辫 [biàn]
- 瓣 [bàn]
※ 漢字の意味と漢検レベルは漢字辞典オンラインからの引用です。
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左側に「辛」がつく中国の常用漢字
辣 [là]
辣
日本でも、しびれる辛さを意味する「麻辣(マーラー)」と言った単語で、認知されてきている漢字ですね。
中国では小学校で習う漢字で、生活に直結するだけに早くから知っている漢字です。
漢検 2級程度
意味:
- ぴりっと辛い。味が刺激的である。
- きびしい。むごい。ひどい。
例:
- 麻辣 [má là]: しびれる辛さ(花椒+唐辛子)
- 香辣 [xiāng là]: 香りのある辛さ・香ばしい辛さ
- 微辣 [wēi là]: 少し辛い・控えめな辛さ
- 辣椒 [là jiāo]: 唐辛子
辩 [biàn]
辩
日本語では「弁論」と書くとき、中国語では"辩论"となって、真ん中に「(簡略化された)言」があるので、比較的覚えやすいといえそうです。発音は[biàn]です。
中国では、中学校で読み書きができるようになる漢字です。
漢検 1級/準1級程度
意味:
- 言葉でおさめる。説得する。
- 説く。語る。
- 議論する。言い争う。
- 言葉が上手。話しぶりが上手。
- はっきりする。明らかにする。
例:
- 辩论 [biàn lùn]: 討論する(ディベートする)
- 争辩 [zhēng biàn]: 言い争う・反論する
- 辩护 [biàn hù]: 弁護する・擁護する
辨 [biàn]
辨
先ほどの漢字との違いの見分けに一瞬戸惑ってしまいそうですが、真ん中が「りっとう(刀)」になっています。
意味が「わきまえる」「見分ける」といったことから、「刀」であることに納得です。(日本の異体字では「辧」もあり)
この漢字の発音も[biàn]です。
これも、中国では中学校で読み書きができるようになる漢字です。
漢検 1級/準1級程度
意味:
- わける。区別する。
- 見分ける。違いを明らかにする。
- わきまえる。わかる。心得る。
例:
- 分辨 [fēn biàn]: 区別する・見分ける
- 辨认 [biàn rèn]: 見分ける・識別する(確認して認識する)
- 辨识 [biàn shí]: 識別する・判別する(形式的)
辫 [biàn]
辫
日本では ほぼ使われない漢字ですが、中国では小学生でも知っている人が多い漢字で、中学校で読み書きができるようになる漢字です。
その理由は「おさげ髪」(中国語で"辫子" [biàn zi])を意味するもので、「編む」という意味があるので真ん中が「糸」になっています。
読み方はこれも[biàn]です。
漢検 1級程度
意味:
- あむ。糸をあむ。髪をあむ。くむ。組み合わせる。
- おさげ髪
例:
- 扎辫子 [zhā biàn zi]: 三つ編み・おさげを編む
- 麻花辫 [má huā biàn]: ねじり編みの三つ編み
瓣 [bàn]
瓣
この漢字も日本では「見たことがない」と言える漢字ですね。
こちらも中国では小学生でも知っている人が多い漢字で、中学校で読み書きができるようになる漢字です。
真ん中は「瓜」で、意味は「瓜の中身」の他、「花びら」としてもよく使われる漢字です。日本語では「花弁(かべん)」という表現がありますね。どちらも植物に関連しています。
発音は[bàn]で、先の3つとは違います。
漢検 1級程度
意味:
- はなびら。花弁。
- うりのなかご。瓜(うり)のさね。瓜の種。
例:
- 花瓣 [huā bàn]: 花びら
- 蒜瓣 [suàn bàn]: にんにくの一片(にんにくのかけら)
- 豆瓣 [dòu bàn]: 豆の粒。豆瓣醤の「豆瓣」
普段見慣れない漢字ばかりで、なんだか間違い探しのようでしたが、意味をちょっと考えると理解につながるのは漢字の良いところではないでしょうか?
会話であれば、都度漢字を思い浮かべる必要はないものの、聞き取りから漢字を書く場面では、話の流れがあるにしても一気に難しくなりそうで、こればかりはやっぱり慣れが必要ですね。
それにしても、大人の中国語学習者にとってはたくさん勉強して、やっと中学生レベルか…と思ってしまうこともありますよね。
それでも、ひとつひとつの積み重ねがつながった時、一気に会話が円滑につながる瞬間が忘れられない貴重な体験となることを忘れずに、続けていきたいですね!






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