できれば避けたい!会社員の苦悩の数々
毎日のお仕事、本当にお疲れ様です!
仕事にやりがいを感じていても、いろいろと苦労が尽きませんね…
前回は中国語の「打工人的心酸(会社員のつらさ)」をご紹介しましたが、今回はその英語版!「職場での理不尽やストレス」を表現する英語をご紹介します。
Workplace woes / The daily grind
意味: 職場の悩み・苦悩 / 毎日の単調な激務
ストレスを溜め込む前に、英語ならではのリアルな表現を学んで(共感しながら?)すっきりしちゃいましょう!
気になる内容にすぐに移動
会社員の苦悩の表現集
まずは身近なこんな状況から。
残業
Work overtime
意味: 残業する
※会話では略して"overtime"と言われることも多いです。
例
- I have been working overtime all week to keep up with the progress.
進捗に遅れないようにするために、今週はずっと残業している。
休みがない
No days off / Working 24/7
意味: 休みがない / 四六時中(年中無休で)働いている
※ 日本語だと「四六時中」(4×6=24)ですが、英語では「24時間の週7日間」という表現になります。
例
- Things have been so crazy lately that I have gone a whole month without a single day off.
最近忙しすぎて、一か月連続で1日たりとも休みがない状態だ。
週末がない
Weekends sacrificed
意味: 週末が犠牲になっている
例
- To meet the deadline, my weekends have been completely sacrificed because I have been working overtime all month.
納期に間に合わせるために今月はずっと残業しているので、私の週末は完全に犠牲になっている。
仕事が多すぎる
Be snowed under with work
意味: 仕事が多すぎて埋もれている(雪に埋もれるの比喩)
例
- My workload has exploded this week, and I am so snowed under with work that I feel dizzy and feel like passing out.
今週は仕事量が爆発していて、あまりにも仕事に埋もれているため、めまいがして倒れそうだ。
仕事が終わらない
Endless busywork / Never-ending tasks
意味: 終わらない雑用 / 果てしない任務
※ "busywork"は、忙しくさせるだけであまり生産性のない「雑用・細々とした仕事」を指すのにぴったりの言葉です。
例
- With just a single word from the president, I have been stuck with a mountain of never-ending tasks once again.
社長の一言で、また終わらない仕事が山ほど増えた。
仕事が多すぎて限界超過(キャパオーバー)
Beyond my capacity / Exceed my capacity
意味: 自分の許容量を超えている
※ 「キャパ」は「許容量」を表す"capacity"を日本語的に短くしたものです。「オーバー」は"over"で間違いではないですが、英語では"beyond"や"exceed"といった動詞を使う方が、圧倒的につなげやすくなります。
例
- I want to do a perfect job, but I have so many tasks that it is simply beyond my capacity.
仕事を完璧にこなしたいが、あまりにもやることが多すぎて、完全に自分の許容量を超えている。
仕事を押し付けられる
Get dumped with work / Dump tasks on someone
意味: 面倒な仕事を押し付けられる、丸投げされる
※ "dump"は「ゴミなどをドサッと投げ捨てる」という意味の動詞です。そこから、面倒な仕事を一方的に押し付けられたり、丸投げされたりするニュアンスにぴったりの表現になります。
例
- My colleague called in sick, so I have been dumped with all of his work.
同僚が病欠したせいで、彼のすべての仕事が私に押し付けられた。
仕事に疲れ切っている
Be completely burnt out (米国英語: burned)/ Be drained from work
意味: 仕事で完全に燃え尽きている、身も心も消耗している
※ "burnt out"(燃え尽き症候群)は、過度なストレスや働きすぎでエネルギーが枯渇した状態を指します。"drained"は「水分がカラカラに抜ける」イメージから、体力や気力が吸い取られて残っていない状態を表すのにぴったりです。
例
- I have been working overtime constantly, and I am completely burnt out from work.
絶えず残業が続いているので、私は仕事で完全に燃え尽きてしまっている。
もう、こうなる前にはちゃんと休みましょう!
できないなら、まずはこれしかありません…
サボる
Slack off / Skip work / Play hooky
意味: 怠ける、仕事を怠る、無断で休む
※ "slack off"は「(張っていたロープが緩むイメージから)手力を抜いてダラダラする、怠ける」という表現です。"skip work"は「(やるべき仕事を)すっぽかす」、"play hooky"は「(学校や仕事を)ずる休みする、サボる」という、少し茶目っ気のある定番表現です。
例
- While my boss is away, I am secretly slacking off at my desk.
上司がいない隙に、席でこっそりサボっている。
仕事量もさることながら、こんな苦悩もあるかもしれません…
プレッシャーが大きすぎ
Be under heavy pressure / Be weighed down by intense pressure
意味: 重大な重圧にさらされている、激しい重圧に押しつぶされそうである
※ カタカナ英語の「プレッシャー」は、アクセントに気をつければ使えます。(préʃər)
"under pressure"(重圧の下にいる)に"heavy"(重い)を足すことで、ズッシリとした負担を表現できます。"weighed down"は「重荷で下方に引っ張られている」表現で、精神的な重苦しさを表すのに最適です。
例
- I am under such heavy pressure to achieve results that I have lost my peace of mind.
成果を出すための重圧が大きすぎて、私は心の平穏を失ってしまっている。
板挟み
Caught in the middle / Stuck between a rock and a hard place
意味: 2つのものの間で身動きが取れなくなっている、進退窮まっている
※ "caught in the middle"は、2つの勢力の間に挟まれて巻き込まれている状態を指します。"stuck between a rock and a hard place"は、直訳すると「岩と固い場所の間に挟まれて動けない」となり、日本語の「前門の虎、後門の狼」や「進退窮まる」にぴったりな、英語の有名な慣用句です。
例
- I have been caught in the middle between my boss and my subordinates, and I do not know what to do.
私は上司と部下の間で板挟みになっており、どうすればよいのか分からない。 - We are stuck between a rock and a hard place because we have to reduce costs while maintaining quality.
品質を維持しつつ費用を削減しなければならないため、私たちは完全に板挟みの状態(進退窮まった状態)になっている。
八方塞がり
At a dead end / Cornered with no way out
意味: 行き詰まっている、退路を断たれて窮地に陥っている
※ "dead end"は「行き止まり」を意味し、議論や物事が行き詰まってこれ以上進めない状態を指します。"cornered with no way out"は「隅に追い詰められて出口がない」という感じで、物理的・精神的に完全に追い詰められた状態を表すのにぴったりです。
例
- Every plan I suggested has been rejected, and I have hit a dead end.
提案したすべての計画が却下されてしまい、私は完全に八方塞がりの状態に行き着いている。
怖いもの見たさで、さらにドロドロした世界も覗き見てみましょう…
足元を見られる / 弱みを握られている
Taken advantage of / Have leverage over someone / Hold all the cards
意味: 弱みにつけ込まれる、優位に立たれて主導権を握られている
※ "take advantage of"は「(人の弱みや都合の良い状況に)つけ込む、利用する」という意味です。"leverage"(てこ・優位な立場)や "hold all the cards"(トランプの強いカードを全て握っている)を使うと、相手に完全に主導権を握られて抗えないドロドロした関係性を綺麗に表現できます。
例
- Because we are short of staff, the client has taken advantage of our weakness and demanded a discount.
私たちは人員不足であるため、取引先に足元を見られて値引きを要求されてしまった。 - My colleague has found out about my mistake, and he has held all the cards in our projects ever since.
同僚に私の失敗を知られてしまい、それ以来、彼は私たちの計画において完全に私の弱みを握っている。
人の尻拭い
Clean up someone's mess / Take the fall
意味: 他人の失敗の後始末をする、他人が起こした問題の責任を負う
※ "mess"は「散らかった状態や混乱」を意味し、他人が散らかしたもの(失敗)を片付けるという、日本語の「尻拭い」に最も近い表現です。"take the fall"は「身代わりになって罪や責任をかぶる」という、さらに理不尽で闇の深い状況を表します。
Clean up someone’s shit (米国英語の下品な口語表現)
※ 日本語の「他人のケツを拭く」と全く同じ発想です。下品な言葉("shit")が含まれるため、ビジネスの公式な場や目上の人の前では絶対に使ってはいけません。
例
- My senior colleague made a terrible mistake, and I have been forced to clean up his mess.
先輩が取り返しのつかない失敗をしでかし、私がその後始末(尻拭い)を強制されている。
たらい回し
Given the runaround / Passed around from person to person
意味: 責任をはぐらかされてあちこちへ回される、窓口を転々とさせられる
例
No one wanted to take responsibility, and my inquiry has been passed around from person to person.
誰も責任を取りたがらなかったため、私の問い合わせは人から人へとたらい回しにされてしまっている。
日本では「胡麻」ですが、英語圏はやはり「バター」を好むようです…
胡麻をする
Butter someone up / Suck up to someone
意味: 機嫌をとっておべっかを使う、上役にへつらう
例
- He always wants a promotion, so he has been trying to butter up his boss every day.
彼は常に昇進を望んでいるため、毎日上司に胡麻をすろうとしている。
媚びを売る
Curry favor with someone / Cater to someone's whims
意味: 利益を得るために機嫌を取る、相手の我が儘(好意)に迎合する
※ "curry favor"は、歴史的な寓話に登場する馬(Favor)の毛並みを整えて機嫌を取ったことが語源で、下心を持って特定の人物に気に入られようとする「媚びを売る」に最適の表現です。"cater to someone's whims"は、相手の気まぐれな要求に徹底的に合わせる(媚びる)表現になります。
例
- She has tried to curry favor with the executives to secure a better position in the project.
計画内でより良い立場を確保するため、彼女は役員たちに媚びを売ろうとしている。
責任転嫁
Pass the buck / Shift the blame to someone
意味: 責任を他人に押し付ける、罪をなすりつける
※ "pass the buck"は、ポーカーで親の目印(buck)を次の人に回したことが語源で、自分の責任を他人に押し付ける「責任転嫁」の定番の表現です。"shift the blame"は、本来自分にあるべき非難(blame)を他人へと動かす表現になります。
例
- The managers have failed to manage the project, but they have shifted the blame to the lower-level employees.
管理職たちは計画の管理に失敗したにもかかわらず、その責任を一般社員に転嫁してしまっている。
手柄を横取りされる
Have someone's credit stolen / Take the credit for someone's work
意味: 自分の功績(評価)を盗まれる、他人の成果を自分のものにする
例
- I have had my credit stolen by my senior colleague, who reported my ideas as his own.
私は先輩に手柄を横取りされてしまっている。彼は私のアイデアを、まるで自分のもののように報告したのだ。
機嫌を取る
Keep someone happy / Humour someone (米国英語: Humor)
意味: 相手の機嫌を損ねないように立ち回る、相手をいい気分にさせておく
※ これらは基本的に良い意味ですが、文脈や状況で皮肉にもなります。
例
- The client is very particular about minor details, so I have tried my best to keep them happy.
その取引先は細かい部分に非常に厳しいため、私は彼らの機嫌を取るために最善を尽くしている。
日本では過酷な職場を「ブラック企業」と呼びますが、英語圏でそのまま "black company" と言っても伝わらないことがほとんどです。英語では、労働力を絞り取るような職場をこう表現します…
ブラック企業(劣悪な職場環境)
Toxic workplace / Sweatshop
意味: 労働環境が「毒」のように極めて劣悪な職場、労働者を酷使する企業(縫製工場が由来)
例
- I have finally decided to leave this toxic workplace because the working hours are completely unreasonable.
勤務時間が全く理不尽であるため、私はついにこのブラック企業(劣悪な職場)を去る決意をした。
低賃金でこき使われる
Worked to the bone for low pay / Underpaid and overworked
意味: 骨身を惜しまず働かされるのに給与が低い、低賃金で過重労働を強いられる
※ "worked to the bone"は「骨になるまで(擦り切れるほど)働かされる」という、極限までこき使われている感じを表す強い表現です。"underpaid and overworked"は、ビジネスでも社会問題などを語る際によくセットで使われる、非常に客観的で響きの良い表現です。
例
- I feel as though I have been worked to the bone for low pay since I joined this company.
この会社に入社して以来、私はまるで低賃金で(骨になるまで)こき使われているかのように感じている。
まさに「理不尽」です…
会社の理不尽
The harsh reality of corporate life / Life is not fair in the office
意味: 会社組織における不条理な現実、職場での理不尽な仕組み
例
- I have come to realize that I must endure the harsh reality of corporate life to support my family.
家族を養うためには、この会社生活の厳しい現実(会社の理不尽)に耐えなければならないのだと、私は気づくようになっている。
これに気づいたら、将来を考え直した方がいいですね。
ネットの反応はどうでしょうか?
ネット用語
ネット上では、スラングならではの表現もたくさんあります。
社畜
Wage slave
意味: 賃金奴隷
※ 日本のネット用語でいう「社畜」に最も近い、強力な自虐表現です。
例
- I have accepted my destiny as a wage slave, so I will go to bed early for tomorrow’s work.
私は賃金奴隷(社畜)としての運命を受け入れているため、明日の仕事に備えて早く寝ることにしている。
静かな退職
Quiet quitting
意味: 静かな退職(必要最低限の仕事だけをこなし、精神的に会社と距離を置くこと)
例
- I have started quiet quitting because extra effort does not lead to a promotion in this company.
この会社では余分な努力が昇進に繋がらないため、私は静かな退職を始めている。
現実逃避
Copium
意味: 現実逃避("cope"(対処する・耐える) + "opium"(麻薬のアヘン)の合成語)
例
- I have convinced myself that this overtime will pay off, but it is just my copium.
この残業は報われるはずだと自分に言い聞かせているが、それは私の現実逃避(気休め)にすぎない。
よく、「欧米に比べると日本の企業は…」なんて論調がありますが、「欧米なら」という感覚は考え直した方がいいのは、言葉からもよくわかりますね。
でも、その「職場環境」に共感してしまった方は、早く将来を考え直して一歩踏み出した方がよさそうです。
仕事は大変なこともありますが、楽しくもあり、自身の能力を高める機会でもあります。
皆さまが、このリストを笑いながら眺めていただけると嬉しいです!






今回もお読みくださり、ありがとうございました。
役に立った・気に入ったらSNSやブログで共有していただけると嬉しいです!





