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英語: 1年の「月」の名前の由来と意味

英語: 1年の「月」の名前の由来と意味
英語の面倒な「月」の名前の由来は?

日本語では1月から12月と数字で表す、それぞれの「月」ですが、英語では名前がついていて面倒な感じさえします。

その上、英語では”Oct-“は数字の8に関する言葉に使われていますが、10月が”October”と呼ぶのは混乱してしまいます。

これは英語に限らず、ドイツ語やスペイン語・フランス語などなど、ヨーロッパの言語ではそれぞれの月に名前がついています。今回はその由来に迫ってみます。


曜日の名前に関しては、こちらの記事をどうぞ。

中国語の月日の表現

本題に入る前に、中国語での表現についてです。

中国語は日本語と同じで”一月” [yī yuè]のように“月”の漢字を使います。数字部分はローマ数字を使う場合もあり、このあたりも日本語と同じです。
中国語では“一月份” [yī yuè fèn]といった表現をすることもありますが、意味は同じです。

ちなみに、日本語の「1月2日」という表現は、中国語では”1月2号”となり“号” [hào]が日にちを表します。

日本語の「1か月」は、中国語では“一个月” [yī gè yuè]で、日本の漢字や台湾などで用いられている「繁体字」では”一個月”と同等になります。


英語の”month”の由来は「月」から

日本語でも中国語でも「月」の漢字を使いますが、実はこの理由は英語でも同じです。

ドイツ語や英語など、ヨーロッパの言語の基礎になった「ゲルマン祖語」の”menoth”という単語は、地球の衛星である「月」を表す言葉です。

元々は月の満ち欠けを基準にした「太陰暦」が用いられていて、新月から
次の新月までの間隔
が、まさしく「1か月」でした。

この名残りが、現代まで影響を及ぼしています。


英語の「月」の名前の由来と意味

古代ローマの影響が強く残る それぞれの月の名前
古代ローマの影響が強く残る それぞれの月の名前

曜日の名前と同様に、月の名前においてもローマ時代の文化などが影響を強く及ぼしています。

詳細については諸説異なる部分があるようですが、ここでは大英博物館の解説を中心に、他の説も考慮しながら見ていきたいと思います。

大英博物館のブログには、後世に制作された芸術品とあわせて説明が記載されています。


月の名前は単語が長いものが多いので、省略形で記載することもよくあります。すべて最初の3文字を取って記載します。(例: “January” = “Jan.”, “April” = “Apr.”) Mayは元々3文字なので省略形も同じです。


それでは、順番に見ていきましょう。


January (1月)

“January”は、ローマ神話に登場する神の名前“Janus”が由来です。”Janus”は前後に2つの顔を持つとされ、過去と未来を見渡すことのできる出入り口の守護神ともいわれています。
日本語では「ヤーヌス(ヤヌス)」として知られています。
いかにも1年の始まりにふさわしい感じがするのですが、実はちょっと複雑です。

当初は、冬季は「月」として存在していない空白期間だったのですが、2代目のローマの王”Numa Pompilius”によって、この期間を二つに分けて、1月と2月にしたといわれています。これにより、1年の「日付」が、304日間から354日間となりました。

February (2月)

“February”は、“Februa”と呼ばれる古代ローマの「清浄の祭」が由来です。

March (3月)

“March”は、ローマ神話に登場する「戦の神」の名前“Mars”が由来です。

実は、本来のローマの暦は3月から始まるもので、ここが元々の1年の始まりでした。
後に1月と2月が追加されたので、後付けの月ということになります。

April (4月)

“April”は、ラテン語“aperire”という言葉が由来です。これは“to open”という意味で、花開く季節とも通じますね。ローマ人は”Aprilis”と呼んでいたそうです。

May (5月)

“May”は、ギリシア神話に登場する女神“Maia”が由来です。

ローマ神話にも豊穣の女神”Maia”が出てきますが、ウィキペディアの解説によると本来無関係とされています。ローマ神話のマイアの祭日である5月1日には供物が捧げられ、メーデーの起源となっているそうです。

June (6月)

“June”は、ローマ神話に登場する女神“Juno”が由来です。”Juno”は結婚と出産の回であり、神々の王とされる”Jupiter”の妻とされています。

ちなみに”Jupiter”は、神話の中で雷と結び付けられていたことから「木曜日」(Thursday)の由来となっています。

July (7月)
August (8月)

“July”と”August”は、古代ローマの時代に強い影響力を持った2人の名前が由来です。

“July”は、独裁官“Julius Caesar”で、日本語では「ガイウス・ユリウス・カエサル」として知られています。

“August”は、初代皇帝“Augustus”で、日本語では「アウグストゥス」として知られています。

古代ローマにおいて元々の月の名前は異なる呼び方で、権力者が変えたことになります。
この2人に限らず、ローマ皇帝は強引に月の名前を変えようとしたとのことですが、現代まで影響が残っているのは、この”July”と”August”のみです。

英語で9月は7・10月は8・11月は9・12月は10の理由
英語で9月は7・10月は8・11月は9・12月は10の理由

September (9月)
October (10月)
November (11月)
December (12月)

9月から12月は、ローマ時代の数の7から10に由来します。

  • 7 = septem
  • 8 = octo
  • 9 = novem
  • 10 = decem

先述のとおり、本来のローマの暦では3月が始まりでしたので、そこから数えると7番目の月が9月となるので、理屈としては通ります。

これが本来は数字の8の意味なのに、10月はOctoberと呼ばれる理由です。
この他の月についても同様の理由です。正直、本当に面倒だと思います。

ちなみに、権力者によって”July”と”August”に名前を変更される前は、それぞれ”Quīntus”と”Sextīlis”という名前がついていて、5番目と6番目の月という意味でした。


今回もお読みくださり、ありがとうございました。

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