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中国本場の味付けで人工ミートを味わう
最初に触れましたが、中国では"素肉"は一般的なので、かなり多くの種類が出回っています。
「おやつ」といっても甘いものというよりは、かなり肉を感じさせる、スパイシーな味付けのものが多くあります。
またスパイシーといっても、辛くないものから、激辛に相当するものまで、本当に多種多様です。
基本的に、どれを食べても中国本場を感じさせる味付けです。
近くに中華物産店があれば、ほとんどの店にはおいてありますし、通販でも入手可能です。
日本で買う場合、店頭価格はどれも1袋100円前後です。
その中から、ほんの一部ですが実食でご紹介したいと思います。
※ カッコ内は日本の漢字表記です。(異なる漢字がある場合)
邬辣妈 手撕素肉卷(邬辣媽 手撕素肉巻)
ブランド: 邬辣妈 [wū là mā]
品名: 手撕素肉卷 [shǒu sī sù ròu juàn]
1袋に2切入っています。
本物の肉に近づけたような弾力が、しっかりとした食べ応えです。
しっかり固めてあるので、写真のような糸状に切れることはなく、むしろカルビに近い食感になっています。
清香味 [qīng xiāng wèi]
ラー油も入っていますが辛さはほとんどなく、"芝麻"の風味をしっかりと感じられる味です。おそらく五香粉を使っているので、ほのかな八角やクミンなどの風味も感じます。中国本場を感じさせる香りです。八角が苦手でなければ、美味しくいただける味付けです。
黑鸭味 [hēi yā wèi] (黒鴨味)
"黑鸭味"には濃い赤色のラー油がかかっています。ラー油も引き立つ麻辣の辛さが食欲をそそります。中国の中で最も辛い味を好むといわれる湖南省の特産だけあって、日本でいえば激辛の部類ではありますが、一切れも大きくなく量も多くないため、すごく辛いものがちょっと食べたい時にちょうどいい感じです。
好巴食 素牛排
ブランド: 好巴食 [hǎo bā shí]
品名: 素牛排 [sù niú pái]
パッケージには"图片仅供参考"とあって、あくまで「イメージ」の注意書きです。
1袋に1切入りで、色は薄い感じで、"麻辣"の方が若干赤いですが、見た目の違いはほとんどありません。食感はカルビとタンの中間のような感じです。
こちらはグルテンを含んでいますので、完全にグルテンフリーを求める方は、注意が必要です。
烧烤素牛排 [shāo kǎo sù niú pái] 烧烤味
(焼烤素牛排)
ラー油の味がきいたピリ辛です。"芝麻"などの香りもありますが、ピリ辛の刺激が少し勝っているため、パンチのある食感が楽しめます。激辛を求めない方には、手軽な辛さです。
麻辣素牛排 [má là sù niú pái] 麻辣味
"烧烤味"と同系統の味付けですが、麻辣の名前だけあって"花椒(ファージャオ)"の香りがきいた強めの辛さが特徴です。
上の"手撕素肉卷 黑鸭味"ほどの辛さはありませんので、本場の麻辣を少し味わいたい方にはぴったりです。
白大姐 麻辣面筋 (白大姐 麻辣麺筋)
ブランド: 白大姐 [bái dà jiě]
品名: 麻辣面筋 [má là miàn jīn]
浪漫麻辣味 [làng màn má là wèi]
パッケージ写真のように串には刺さっていません。
"面筋"なのでグルテンミートになります。
1袋に1個入りです。
食感は肉とは異なりますが、しいて言うなら歯ごたえのあるソーセージっぽい感じです。
1個が大きめなので、食べ応えがあります。
こちらも麻辣で、"花椒(ファージャオ)"の香りが強めで、辛さは"麻辣素牛排 麻辣味"と同じくらいです。本場の麻辣を味わえます。
名前は奇をてらったのか"浪漫麻辣味"(ロマンティックな麻辣味)ですが、少なくとも筆者にとってはロマンを感じることはなく、普通に美味しい麻辣味でした。
このシリーズには、3つの味が展開されているようです。
"孜然" [zī rán]は「クミン」というスパイスで、カレーの香り付けなどに用いられます。
- 麻辣味
- 黑鸭味 (黒鴨味)
- 孜然味
これだけ食べたら、結構 満腹感があります。
本当は小腹の空いたときに少し食べるための「おやつ」ですが、贅沢に(?)いくつも開けてご飯のおかずにもなりそうです。
今回もお読みくださり、ありがとうございました。
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