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中国 武漢の有名な麺料理 - 武漢熱干麺
熱干麺(ねつかんめん)といえば、中国 武漢の有名な麺料理です。
「四川担担麺」「山西刀削麺」「蘭州牛肉麺」「北京炸醬麺」と並んで「中国五大麺」の中にも入っている麺料理で、「武漢八大名吃」と呼ばれる有名な軽食にも入っています。
中国語で"武汉热干面" [wǔ hàn rè gān miàn] [ウーハン レゥガンミァン]*といいます。
※ このカタカナ表記には相当無理があります。
熱干麺はゴマの風味とコクがたまらない、至福の料理です!
が、熱干麺は日本ではなかなか食べることができません。
でも、無性に食べたくなったので、とりあえず簡単に手に入る材料で、とにかく手軽に「熱干麺らしき麺料理」を作ってみました。
本物の中国 武漢名物 熱干麺(ねつかんめん)については、こちらの記事をどうぞ。
「偽」熱干麺の作り方(自己流)
材料
材料はこれだけです。
芝麻醤(ジーマージャン・チーマージャン)と五香粉は、少し大きなスーパーであれば手に入ります。
【4人前】
- まぜ麺用太麺: 4玉
- 牛肉: 400g
- いんげん豆: 十数本
- 薬味ねぎ: 少々
- 芝麻醤: 大さじ 8
- 醤油: 大さじ 4
- 酒: 200ml
- 水: 200ml
- みりん: 100ml
- ごま油: 大さじ 2
- ラー油: 大さじ 1
- にんにく・生姜(チューブ): 小さじ 各1
- 中華だしの素: 大さじ 2
- 五香粉: 少々
- 塩・コショウ・酢・砂糖: 少々
本当はニンジン・ダイコン、落花生などもあるとよいのですが、手元になかったため割愛。
お手軽というか、単なる手抜きとも言えます。
1. 酸豆角らしきものを作る
まずは、トッピングの"酸豆角" [suān dòu jiǎo]という発酵食品ですが、常備はありません。
本来は「ささげ」ですが、「いんげん豆」で代用します。
発酵させる時間はないので、とりあえず洗って塩もみに…
その間に、フライパンでお湯を沸かします。
鍋でない理由は、手を抜くためです…
お湯が沸いたら、生姜と酢を加え、切ったいんげん豆を茹でます。
茹でている間に、薬味ねぎを刻んでおきます。
10分もすれば柔らかくなるので、ざるにあげて水を切って、冷水でしめます。
とりあえず、見た目だけはなんとなく"酸豆角"です。
2. 牛肉の炒め煮を作る
フライパンに ごま油を少し落とし、にんにくを入れます。
牛肉を軽く炒め、酒・みりん・水・醤油・中華だしの素・砂糖を加えて軽く煮ます。
(オイスターソースが好きな方は、少々加えてもよいでしょう。)
火が通ったら、塩・コショウで味を調えて、牛肉だけ器に移します。(煮汁はこれから使います。)
麺を茹でるために、大きめの鍋にお湯を沸かします。
ここまで、武漢熱干麺の要素は0…
熱干麺を名乗ることに、罪悪感さえ芽生えてきます…
3. ごまだれを作る
ここでたれを作ります。
牛肉の煮汁に芝麻醤を入れて加熱しながら混ぜます。
滑らかになったら、ごま油とラー油・五香粉を加えます。
五香粉の適量が分からない場合は、1人前あたり1つまみを目安に加えます。
ピリ辛がお好きな方は、追加のラー油か豆板醤を入れても良いかと思います。
醤油や塩・コショウで味を調えます。
4. 麺を茹でる
麺を茹でている間に、作ったごまだれを器に移します。
この間に、洗い物もできてしまいそうです。
5. 盛り付け
麺が茹ったら、ざるにあげて水を切ります。
麺を器に入れて、手早く混ぜます。
牛肉やいんげん豆、薬味ねぎなどを乗せて、完成です!
武漢の人に、これを「武漢熱干麺」と言おうものなら怒られてしまいそうですが、熱干麺欲を満たせる普通に美味しい「偽」熱干麺(まぜ麺)を手軽に作ることができました。
本当はお店で食べられるとよいのですが、インスタントの熱干麺は間違いなく超えていると思います。(← 手前味噌?)
お手軽ですので、胡麻だれの濃厚な味が好きな方におススメです!
今回もお読みくださり、ありがとうございました。
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