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四川以外の有名な辛い料理
ほんの一例ですが、 四川以外の各地域では、このような辛い料理が有名です。
- 湖南干锅 [hú nán gān guō] | 湖南干鍋
- 湖南辣牛肉 [hú nán là niú ròu] | 湖南辣牛肉
- 重庆酸辣粉 [chóng qìng suān là fěn] | 重慶酸辣粉
- 重庆火锅 [chóng qìng huǒ guō] | 重慶火鍋
- 贵州酸汤鱼 [guì zhōu suān tāng yú) | 貴州酸湯魚
- 云南饵块辣鸡 [yún nán ěr kuài là jī] | 雲南餌塊辣鶏
湖南干鍋
湖南辣牛肉
重慶酸辣粉
重慶火鍋
貴州酸湯魚
雲南餌塊辣鶏
湖南省でも最強の辛さはインパクトも大!
湖南省は唐辛子の重要産地で四川省の3倍以上を消費
湖南省は、中国の中でも唐辛子の重要な生産地となっています。
湖南省の人の唐辛子の年間消費量は、四川省の人のなんと3倍以上とも言われています。
では、この湖南省でも辛さ最強レベルといえる料理を紹介していきます。
湖南省でも辛さ最強レベルといえる料理
剁椒魚頭(湘潭市)
湖南省でも最強の辛さといわれる料理はこれです。湖南省東部に位置する湘潭市発祥とされている伝統料理です。麻辣味の魚料理ですが、唐辛子の量が半端ないため、魚を味わうものではないとまで言われているようです。
邵陽米粉(邵陽市)
邵陽市は、湖南省の中心部に位置しています。米粉は日本語でビーフンと呼ばれている有名な食材ですが、ほとんどの日本人にとって、ビーフンが辛い料理、という感覚はないでしょう。この地域に方たちにとっては日常的な朝食のひとつというのは驚きです。
長沙臭豆腐(長沙市)
長沙市は湖南省の省都で、湖南省東部に位置しています。臭豆腐は中国では広まっていますが、名前のとおり臭いがあるため好き嫌いは分かれます。臭豆腐の臭いは、納豆に慣れている日本人にとってはさほど問題ではないと思います。ただ、長沙臭豆腐は見かけによらず、辛さが際立っています。
土家三下鍋(張家界市)
張家界市は、湖南省の北西部に位置しています。豚肉や豚ホルモンを使った汁なし鍋*といった感じの料理です。この料理も見かけは辛さは抑えられているように感じるかもしれませんが、湖南省でも最強レベルです。
* 中国語で"干锅" [gān guō]
口味牛蛙
漢字を見て、この食材に驚きを感じたかもしれません。そう、ウシガエルが主材料です。東南アジアでは一般的で、日本でも食用ガエルとして知られています。日本の食用ガエルは米国から輸入され、ヨーロッパでもフランスなどで使われる食材です。湖南省の料理となれば辛さは世界レベルですが、食用ガエルは中国では一般的ではないので、湖南省の料理としては知名度は低めのようです。
口味蛇
辛さだけでなく、食材のインパクトとしても最強レベルです。漢字のとおり蛇が主材料で、中国語で"王锦蛇" [wáng jǐn shé]、日本語で「シュウダ (臭蛇)」と呼ばれる全長1.2-2.5mにもなる大蛇です。長沙市などの伝統料理とのことで、地元では高級な逸品として好む人はいるようですが、大多数の中国人にとっては食べる勇気はないようです。
日本では食べるものではないにしても、沖縄のハブ酒が有名ですので、もしかしたら日本人の方が耐性があるかもしれませんね。
中国最強レベルの辛さのおやつ!
他にもたくさんありますが、中国の辛さで話題になっている、最強といえる「おやつ」があります。
これは湖南の"洞庭湖香辣鱼" [dòng tíng hú xiāng là yú]で、"味芝元" [wèi zhī yuán]というメーカーが有名です。
どれくらいの辛さかというと、四川の人が涙を流して、食べきれなかったりするレベルで、かなりの挑戦者が撃沈しています。
"味芝元 香辣鱼"は現在のところ、国内のネット販売では信頼できる販売元はなさそうです。
AMAZONのCentury remitというストアには掲載がありますが、内容量が不明で中国語で問い合わせをしても返信がありませんので要注意です。
"洞庭哥"という別のブランドはありますが、試したことはありません。← 試してみました!
試したいと思った方は、辛さには十分にご注意ください!
今回もお読みくださり、ありがとうございました。
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